Dとは工具径を表します。
深さや長さを工具径に対して何倍かという表現で、○○Dと表します。
ドリルやエンドミルでは工具の外径に対して何倍か、タップでは、ねじ外径に対して何倍かを表現します。ねじサイズでM20ならはタップ外径φ20として、M10ならばタップ外径φ10として計算します。
使用例①
穴加工:φ6 穴深さ36mm
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金属材料の性質を表す単位には様々なものがあり、金属材料の加工前にその数値を確認しておく事が重要です。
切削工具も被削材の硬さに合ったものを選定することがポイントとなります。
鉄鋼材料の中でもタップやドリルで加工する材料の単位は、比較的硬い材料の硬さを表すHRCや、比較的軟らかい~中程度軟らかい材料の硬さを表すHBなどがあります。
HRCは、ロックウェル硬さ試験のうち、硬い金属に用いるCスケール鋼球を圧子として試験した硬さの単位となります。
HRAは、Aスケールを用いた試験となります。
他の硬度単位との換算表は、以下でご紹介しております。
ねじ各部の用語 おねじとめねじ 外径 内径 ピッチ ねじ山の角度
富士山のような形状をした部分が「ねじ山」です。
ねじ山が外側にあるのが「おねじ」、内側にあるのが「めねじ」です。
ねじ山は、らせん状につながっています。
ねじの用語
A:ピッチ B:ねじ山の角度 C:内径 D:有効径 E: 谷の径(おねじ) F:谷の径(めねじ) G:外径 H:ねじ溝の幅
おねじとめねじをはめ合わせるためには、以下を満たす必要があります。
・おねじよりめねじの方が大きいこと
・おねじとめねじの間に★すきまがあること
さて、おねじとめねじをはめ合わせた際、山頂と谷底には★隙間があり干渉しない形状となっています。
おねじとめねじがはめあう部分というのは、互いのねじ山の斜面(フランクという面)です。 このフランク面の部分に、「有効径」という径を表す部分があります。
有効径とは、ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒の直径の事です。
ねじが正しく機能するかは、ねじ精度で管理されており、そのねじの精度は、
おねじとめねじが接触するフランクにある
おねじ、めねじの有効径とは?
おねじの有効径とは?
有効径 :ねじ溝の幅(B) が ねじ山の幅(A) に等しくなるような仮想的な円筒の直径
有効径とは、ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなる部分同士でできる円筒の直径のことです。
図の青い矢印と赤い矢印の長さが等しくなる部分の直径です。
メートルねじのサイズの表し方 |
A:ねじの種類=メートル B:外径=10mm C:ピッチ=1.5mm |
「公差」とは、指定された寸法の最大値と最小値の差です。
「許容差」とは、基準となる寸法に対して許される限界値との差です。
基準寸法に対して大きい方を「上の許容差」、小さい方を「下の許容差」と表現します。
【図面指示の例】
<図面> 10.0 -1.0/2.0 |