ロング刃の切削条件
EDLの切削条件表はカタログに掲載しておりませんが、一般用エンドミルEDSの切削条件を基準に、突出し量によって、送りと回転を調節します。
▽参考資料: 突出し量と切削条件
L/D | 種類 | 切削速度 | 1刃当り送り量 | 送り速度(仕事) |
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ロング刃の切削条件
EDLの切削条件表はカタログに掲載しておりませんが、一般用エンドミルEDSの切削条件を基準に、突出し量によって、送りと回転を調節します。
▽参考資料: 突出し量と切削条件
L/D | 種類 | 切削速度 | 1刃当り送り量 | 送り速度(仕事) |
ヘリカル加工とは、X・Y・Zの3軸同時制御機能による遊星運動を利用した加工を言います。
機械設備側に、ヘリカル補間機能が必要です。
小型マシニングセンタや剛性に乏しいワーク形状でも、加工負荷を調節でき、エンドミルの工具径より大きな穴加工ができます。
同様に、ヘリカルの動きでねじを加工するスレッドミルという工具もあります。
オーエスジーのエンドミルにおいて、「 OH~ 」や「 OL~ 」という記号は、刃径公差を表します。
※「OH~」「OL~」の ~ の部分には数字が入り、既定の公差を示します。
OH1・・・0 ~ +0.02
OL1 ・・・-0.02 ~ 0
OL2 ・・・-0.04 ~ -0.02
OL3 ・・・-0.06 ~ -0.04
例として、2刃キー溝用エンドミル EKD というエンドミルでは、
EKD φ6 OH1 では、刃径が 6.00~6.02 の間で作られている事を表します。
EKD φ6 OL1 では、刃径が 5.98~6.00 の間で作られている事を表します。<
ライトアングル(RA)とは? シャープコーナーエッジ? 直角加工ができる?
ライトアングルとは、直角という意味です。RA(=Right Angle Type)
この仕様は、耐チッピング性向上のための刃当て(ギャッシュ当て)を施しながら同時に加工面のコーナ直角度を確保することができる、スクエアエンドミルの特殊な刃先処理のことです。シャープコーナーエッジ仕様の欠点であるチッピングのリスク、刃当て仕様の欠点であるコーナ部の削り残し(直角度が確保しにくい)を解消でき、刃先剛性と直角コーナ加工を両立しています。AE-VMシリーズ中、AE-VMS・AE-VMSSにライトアングルタイプがあります。外径の後ろに-RAと表示します。
ニック付きエンドミルとは、スクエアエンドミルの刃の途中にニック(Nick)という刻み目が入っており、切りくずを細かくすると同時に切削抵抗を抑えるように設計されたエンドミルの事。ニック付きエンドミルはスクエアエンドミルに比べ一度にたくさんの切込み深さを加工できる。加工面はラフィングエンドミルよりは良いがスクエアエンドミルよりは粗い為、中荒加工用エンドミルとも言われる。
エンドミルやインデキサブル( チップ交換式)カッタで、ヘリカル加工を行う時の切削条件はどのように計算すればよいかをご紹介します。
例として、超硬防振型エンドミルAE-VMSS φ10でφ18の穴をランピング角度3°でヘリカル加工する場合で考えてみましょう。
カタログの推奨条件は、回転速度3,200min-1、送り速度840mm/minです。
①カタログ掲載の溝加工推奨条件から目安を計算
回転速度と1回転あたりの送り量は、カタログ推奨条件の溝加工条件から×70%を目安にします。
回転速度(目安)=3,200×0.7=2,240m
直角コーナ加工が可能なエンドミルとは? ピンカド・ライトアングル
図面において直角コーナの指示がある場合、エンドミル側も直角である必要があります。しかし、一般的な超硬エンドミルの場合、欠けを抑制するために角に「ギャッシュ」という意図的にエンドミルの角を取る刃当てが施されています。角にギャッシュが施されているエンドミルは、直角でないため、直角コーナを加工することができません。一方で、刃先が鋭利で直角加工が可能なエンドミルの仕様である“ピンカド”仕様は正確な形状を削り出すのに最適とされますが、どうしても加工時に刃先チッピングのリスクが高くなります。
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