タップ加工時、めねじのむしれ・かじりが発生した場合の対策としては以下をご確認下さい。
・タップが被削材にあっているかを確認する
・食付き部が摩耗していないか確認する
・切数油の潤滑性を上げる(水溶性なら油の濃度を上げます。)
・表面処理(ホモ処理、コーティング処理)付きのタップを使用する
・食付きの長いものを選定する
・切れ味の良いタップを使用する
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チタン2種(TB340)へのタップ加工
チタン2種(TB340)は熱処理無しの純チタンとなり、ステンレス用のタップ「EX-SUS-SFT」をお勧めします。
チタン合金用の「V-TI-SFT」は、熱処理され硬さを持ったチタン合金に向いており、チタン2種には切れ味不足となるためお勧めしておりません。
ハステロイC22・C276へのタップ加工
ハステロイC22・C276へのタップ加工において、溶体化処理後のものであれば、A‐SFTやEX-SUS-SFTを推奨します。切削条件の目安は切削速度(Vc)3m/minを目安に調整して下さい。
A-SFTでの深穴加工への対応は可能?
A-SFTは2.5D(ねじ外径の2.5倍)の有効ねじ深さまでに対応します。
2.5Dを超える深穴加工には推奨いたしません。
被削材が炭素鋼で、ねじたて長さが径の2.5Dを超える場合は、MS‐DH‐SFTをお使いください。
▽参考資料: 軟鋼・深穴用スパイラルタップ
A-SFTにインサートねじ用はある?
A-SFT-HLという製品がございます。こちらはねじインサート(ヘリサート)を挿入したのちに図面指示のねじサイズになるよう、表示サイズよりも外径が大きめのねじ(ピッチは同じ)を加工するタップです。
EXZ-SFTとは?
汎用スパイラルタップ(EX-SFT)の基本性能をベースに、特殊表面処理により欠けにくさと耐摩耗性を向上させた『一般用高耐久型スパイラルタップ』です。
EXZ-SFT | 他社品 |
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