タップ | オーエスジー
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タップ下穴径の一覧表はありますか?
下記よりご参照いただけます。
B:突出しセンタ長さ
C:1ピッチ分の余裕分
D:ドリルの先端角部分(約ドリル径×0.3)
下穴加工深さ(α) = X + A +
シンクロタップとはどんなタップですか?
シンクロタップとは、1回転に1リード正確に送ることが出来る完全リード送り機構がついた機械(同期、リジット、ダイレクトともいう)専用のタップを言います。
汎用のタップにはタップ自身で加工中の“自己案内性”を確保するために外周部にマージンが設けられますが、
シンクロタップではそれを重視しなくてもよいので刃先から大きく逃がしがついています。
めねじとの接触部が少なくなり低抵抗になるため切削条件も上げられます。
なおシンクロタップを完全リード送り機構がついていない機械で使うとめねじ拡大不良となりますので避けてください。
また、Aタップは、完全リード送り機構の有無にかかわらず使うことができます。
なお、タップ現品には、OH精度、または、RH精度の表示となります。
OH精度において、1つ数字が上がるとどれぐらいオーバサイズ量になるか?
P0.6以下は15μm、P0.7以上は20μmオーバとなります。
尚、転造タップでは12.7μmオーバとなります。(転造タップでは、タップ精度の表現はRH精度となります。)
現在では、2級相当を狙う為のタップ精度として、標準的なものを「STD」(スタンダード)としております。
その「STD」に対して、+1や+2する事で上記のオーバサイズ量を段階的に表します。
食付き部とは
食付き部とは、タップの一部分の名称で、先端が斜めに払っているような形状をしています。
この部分が工作物に食い付いて、切削、または、盛り上げながら、ねじを加工します。
ハンドタップにおいては、食付き部の長さを表すのに、#1、#2、#3 とケースに表示されています。
現品には、その表示はありません。食付き部の長さは、ねじの山数(ピッチ)を用いて表します。日本では、先・中・上げとも表現されます。
#1:9山 9P (先)「さき」
#2:5山 5P (中)「なか」
#3:1.5山 1.5P (上げ)「あげ」
一般用タップの仕様として、スパイラルタップでは2.5山、ポイントタップでは5山ですが、種類や用途別のタップにおいてはそれ以外の食付き長さの物もあります
インサートねじ用タップの下穴径は下表よりご参照下さい。
インサートねじ用の切削タップ
・A-SFT HL
・EX-HL-SFT
・EX-HL-POT
・HL-HT
インサートねじ用の転造タップ
・HL-B-NRT
0.5625-18UNJFとは、9/16-18UNJFのインチ表記です。
9/16-18UNFのタップでも、めねじの形は同じなので精度が合えば加工は可能です。
(UNJFの下穴径は、UNFのサイズから変える必要があります。)
ただし、ねじ精度には注意が必要です。
UNJFのような「J」がつくのは航空機用のねじで、ねじ精度が3B級(1級相当)である場合が多いです。
オーエスジーの標準在庫品は2級相当狙いです。 図面指示が2B級であれば、タップは共用可能です。
3Bという1級相当の精度を出すためには、2級(2B)狙いで作られている精度のタップで出すには至難の業です。
3B狙いの精度でつくられたタップを使用したほうが不良が出ずに済みます。