基準寸法は規格で決められており、ユニファイねじのように呼びから算出することはできません。
管用テーパねじの基準寸法とピッチの一覧表を参考にしてください。(ページ下にあります。)
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アメリカ標準管用ねじ 下穴径とタップの工具径は?NPT NPSC NPTF NPSF
・ 下穴径
ドリルで下穴を加工する際は、下表の「リーマを使用しない場合」の値を参照ください。
・ タップの工具径
切削条件を計算する際の工具径は、ねじ外径の数字を参照ください。
PTやRcねじの下穴径やタップの工具外径が異なりますのでご注意ください。
(英式)管用ねじ 下穴径とタップの工具径は? Rc PT G PF
管用ねじの下穴径は、下記リンクよりご参照ください。
以下のねじの下穴径とタップ外径を確認する事ができます。
管用テーパねじ(英式)PT Rc
管用平行ねじ(英式) G PF
管用ねじの呼びは、インチでの表現ですが、計算では出せない別の数字です。ねじの外径もインチから算出するより大きい値です。これは規格で定められています。タップの加工条件は工具径を表のねじ外径を参考いただき計算ください。
お客様との会話の中で、「サンブのタップがほしい」という表現をすることがあります。
サンブとはいわゆる業界用語のひとつで、インチで表すねじのサイズを「 ○○ブ 」と表す場合があります。
1/8 = イチブ(1分)
1/4 = 2/8 = ニブ(2分)
3/8 = サンブ(3分)
1/2 = 4/8 = ヨンブ・シブ(4分)
・・・と、分母を8に通分した時の分子に「ブ」をつけて呼びます。
また、細かいサイズの表し方として、「 厘(りん) 」が使われます。
1分=10厘 となります。
より大きな呼びや小さい呼びの表し方では、
1-3/4 = インチロクブ (1インチ + 6/8 だから )
1/16 = ゴリン (
ともに、タップに使われる母材を指します。
・SKSとは、合金工具鋼といいます。
・HSSとは、高速度工具鋼といいます。
この2つの主な性能の違いは、「高温硬さの差」になります。
タッピングを行った際に発生した切削熱に対し、HSSは約600℃まで温度が上がっても高温硬さが高いため、刃先の摩耗がしにくいのです。
SKSのタップは、加工数が少なく手立てで間に合う場合には使われますが、自動車部品の量産加工などにおいては能率的なタッピングが出来ません。
使用できません。
下穴が貫通していても、ねじが貫通していない場合は、「止り穴」と捉えていただきスパイラルタップを使用してください。
ポイントタップでのねじ加工では、切りくずが被削材から離れるのは、タップ食付き部が完全に貫通した時です。
下穴の途中でポイントタップを逆回転させた場合、タップの切削部分から離れた切りくずは被削材につながったままの状態になります。
その状態で、タップを逆転してしまうと被削材につながったままの切りくずがタップに噛みこんでしまい、タップの欠けやねじの不良の原因になってしまう恐れがあります。