転造タップでバリが発生する原因として、下穴の形状や切削油の潤滑性、切削条件などが考えられます。以下の点をご確認下さい。
下穴
・下穴径の仕上がり
・下穴の曲がり・真円度は悪くないか
・下穴加工(ドリル加工)の条件
タップ加工
・タップ条件は適正か
・転造タップの選定は適正か
・切削油はしっかりかかっているか
(切削油の潤滑性を上げる(水溶性なら油の濃度を濃くする)事も有効)
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転造タップでバリが発生する原因として、下穴の形状や切削油の潤滑性、切削条件などが考えられます。以下の点をご確認下さい。
下穴
・下穴径の仕上がり
・下穴の曲がり・真円度は悪くないか
・下穴加工(ドリル加工)の条件
タップ加工
・タップ条件は適正か
・転造タップの選定は適正か
・切削油はしっかりかかっているか
(切削油の潤滑性を上げる(水溶性なら油の濃度を濃くする)事も有効)
切りくずが細く短ければ、排出しやすい良い形状といえます。
切りくずが太く長ければ、タップにかみ込む恐れがあり、注意が必要です。
スパイラルタップの場合は、タップの進行方向とは逆方向に切りくずが排出されるため、切りくずの形状が悪いとタップと加工したねじの間に切りくずが挟まってトラブルを起こすケースもあります。
切削速度が適合していれば、切りくずも排出しやすい形状(カールが狭くピッチが細かい)となります。
また、深い穴の加工は、必然的に切削量が多くなる為、切りくずが長くなり、難しい加工となります。
タップ加工では、加工長÷工具径が 2倍(2D)を超えると深穴とされます。
【スパイラルタップ加工時の切りくず形状の見極め方】
管用ねじの下穴径 PT・PS・Rc・Rp・PF・G
ユニファイねじ 切削タップ下穴径一覧表
(ASNI)ASME B1.1
メートルねじ 溝なしタップの下穴径
ニューロールタップ(NRT・XPFシリーズ)
※現在、ハイロールタップ(HRTシリーズ)は廃番品となってます。
同期送り機構と、フロート式タッパーを同時に使っていませんか?
機械側が1回転1ピッチを調整しても、加工時の負荷でタッパーがフロートしてしまい、タップの送りがずれてしまいます。
同期送り機構付き設備でタップ加工する際は、フロートしないダイレクトチャックか、
同期送りを邪魔しない位のわずかなフロート量に調整された同期送り機構付き設備専用タップホルダの使用をご検討下さい。
オーエスジーでは、メンテナンスフリーで長寿命な同期送り機構付き設備専用タップホルダ「シンクロマスター」のご用意があります。
幅広い対応が可能なAタップと相性抜群で、安定したタップの長寿命化とねじたて長さの安定が狙えます。
タップ加工において、めねじのねじ山がえぐられたように痩せた状態を、「山やせ」といいます。そのような形状になるにはいくつか原因が考えられます。
・タップの芯ずれ
・溶着
等々・・・
ここで、さらに注意したい点が以下の点です。
・軸方向への拡大
ここでは、軸方向の拡大が起きる場合の原因と対策をご紹介します。ねじの形状を出すためには、タップも1回転で1ピッチで進む必要があります。
しかし、加工負荷が原因で1回転1ピッチより、スパイラルタップは進み気味に、ポイントタップは遅れ気味になります。
その送りのずれが、ねじの山やせの原因となります。