タップ | オーエスジー
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インサートねじ用タップの工具径とは?<インサート・ヘリサート>
インサートねじ用タップの工具径は、同じ呼びでもメートルねじ用タップより大きくなっています。
ピッチは同じです。 切削条件の計算などで使用するタップの工具径は、下記表内呼び毎のカッコ内の数字を参照ください。
めねじ精度とタップ精度(転造タップ:RH精度)
RH精度とは、転造タップの精度の事です。
転造タップシリーズ(ニューロールタップ、ハイロールタップ)は、塑性変形によりめねじを加工する為、
切削タップと異なった厳しい下穴管理が必要となり、それに従いタップの精度も厳しく設定してあります。
OSGでは、公差12.7μmの階段状の精度を採用しています 。
めねじ精度とタップ精度(切削タップ:OH精度)
OH精度とは、所定のめねじ精度を満足させる為に、作業条件に合わせてタップの精度を選定出来るよう、
階段式にタップの精度を設定したオーエスジー独自のタップ精度方式を言います。
めねじの精度を決める上で、タップの有効径は最も重要な品質特性の1つです。
通常、タップ精度で標準的に使用されるのはJISで規定されている2級ですが、タッピングされためねじはタップの等級と同じ精度が得られるとは限りません。
これは、タップの切れ味、被削材、使用条件等によってめねじの仕上がり寸法が変化するためです。
そのため、オーエスジーでは切削タップ精度を段階的に設定し、作業状況に合わせて選定できる、独自のOH精度方
転造タップ(転造タップ)の加工手順
転造タップの加工は次の手順で行います。
転造タップの加工手順① 下穴加工
下穴加工を行います。
※切削タップとは下穴径が異なります。
※転造タップは下穴の肉を盛り上げてねじ山を作ることから、下穴径に大きく影響を受けます。
※被削材によって拡大・縮小傾向を加味したドリル径の選定が必要です。
※下穴用ドリルの径は、数サイズ大きめのドリルでテストしてお決めください。
転造タップの加工手順② 転造タップ加工
切削タップと同じく、1回転1ピッチの動きで加工します。
回
タップが、被削材に対し適正かをご確認ください。
SS400やSUS等、むしれやすい被削材の場合は、インターラップ型のタップやスレッドミルの使用をご検討ください。
切削速度が適正かをご確認ください。
しかし、切りくずがタップに絡んだり、噛みこんだ切りくずでタップが欠けたり折れたりするトラブルが発生しやすいタップでもありますので以下の注意が必要です。
① 下穴は規格内で大き目にあける
スパイラルタップに限らず、タップ加工の下穴は規格内で大き目にあけましょう。
下穴径の許容差は、カタログやHPにて確認していただけます。
転造タップは、加工上必ずねじ山の山頂に割れこみができます。
その部分の形状が不良となる場合は、転造タップ加工前の下穴径が大きすぎ、盛り上がり不足になっています。
もしくは、下穴径が小さすぎて、盛り上がりすぎ(過転造)となっている事が考えられます。
または、タップの種類によっては転造加工後にねじ山山頂を切り取るタイプもあります。
(VーEG-NRT)さらに、小径精密部品に要望が多い、転造の過程で山頂の割れ込みを抑制するタイプもあります。(ITーNRT)
転造タップでバリが発生する原因として、下穴の形状や切削油の潤滑性、切削条件などが考えられます。以下の点をご確認下さい。
下穴
・下穴径の仕上がり
・下穴の曲がり・真円度は悪くないか
・下穴加工(ドリル加工)の条件
タップ加工
・タップ条件は適正か
・転造タップの選定は適正か
・切削油はしっかりかかっているか
(切削油の潤滑性を上げる(水溶性なら油の濃度を濃くする)事も有効)
転造タップの加工後に、盛り上げる量が多すぎ、ねじ山の山高さが狙いの範囲を超えてしまったことが考えられます。