インサートの精度は、インサートの型番の3番目のアルファベットで確認できます。
<精度の分類>
| 等級記号 | 等級分類 | 研磨有無 |
型押しで
製作
|
| A | 精密級 | 研磨有 | |
| F | |||
| C | |||
| H | |||
| E | |||
| G | |||
| J | 準精密級 | ||
| K |
型押し
(モールド級)
|
||
| L | 研磨無 | ||
| M | 並級 | ||
| N | |||
| U |
研磨されていると高精度なインサートができますが、比較的高価です。
型押し(モールド級)は、金型で作ったまま研磨されておらず、精度は出ませんが比較的安価です。
K級は、研磨タイプも型押しタイプもあるため、研磨タイプについてはあえて「研磨K級」とし、呼び分けています。
また、型押しなど焼結後に研磨していない状態を焼結肌(しょうけつはだ)ともいいます。
基本的に1つのホルダに対して、形状が同じならば、インサートの精度はどの精度でも取り付け可能です。
インサート精度は用途で選定します。
※ボディとインサートは、製品毎のセットでご選定ください。
(フェニックス製品のボディには、フェニックス用のインサートからご選定ください)
<例>

3番目のアルファベットがKですので、準精密級となります。
製品により精度の公差が多少異なります。
<フェニックス製品の精度公差>

(FAQID:9656)