インデキサブル工具のインサートの精度 | オーエスジー

No : 9656
公開日時 : 2025/03/07 00:00 更新日時 : 2025/04/17 07:24
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インサートの精度は、インサートの型番の3番目のアルファベットで確認できます。

<精度の分類>
等級記号 等級分類 研磨有無
型押しで
製作
A 精密級 研磨有  
F
C
H
E
G
J 準精密級
K
型押し
(モールド級)
L 研磨無
M 並級
N
U
 
研磨されていると高精度なインサートができますが、比較的高価です。
型押し(モールド級)は、金型で作ったまま研磨されておらず、精度は出ませんが比較的安価です。
K級は、研磨タイプも型押しタイプもあるため、研磨タイプについてはあえて「研磨K級」とし、呼び分けています。
また、型押しなど焼結後に研磨していない状態を焼結肌(しょうけつはだ)ともいいます。
 
基本的に1つのホルダに対して、形状が同じならば、インサートの精度はどの精度でも取り付け可能です。
インサート精度は用途で選定します。
※ボディとインサートは、製品毎のセットでご選定ください。
(フェニックス製品のボディには、フェニックス用のインサートからご選定ください)
 
<例>
適用インサート 呼び
3番目のアルファベットがKですので、準精密級となります。
 
製品により精度の公差が多少異なります。
<フェニックス製品の精度公差>
フェニックス製品の精度公差

(FAQID:9656)