ねじの有効径はなぜ重要? | オーエスジー

No : 9476
Published : 2021/07/05 13:24 Modified : 2024/08/28 02:29
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おねじとめねじをはめ合わせるためには、以下を満たす必要があります。

 ・おねじよりめねじの方が大きいこと 

・おねじとめねじの間に★すきまがあること 

さて、おねじとめねじをはめ合わせた際、山頂と谷底には★隙間があり干渉しない形状となっています。

おねじとめねじがはめあう部分というのは、互いのねじ山の斜面(フランクという面)です。 このフランク面の部分に、「有効径」という径を表す部分があります。

有効径とは、ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒の直径の事です。

 ねじが正しく機能するかは、ねじ精度で管理されており、そのねじの精度は、

おねじとめねじが接触するフランクにある「有効径」で決まります。

つまり、おねじとめねじのフランク部分の★隙間(=有効径の差)で管理されています。よって、ねじでは「有効径」が重要なのです。

 

おねじとめねじには★隙間がある

 


A:めねじの有効径 B:おねじの有効径 C:フランク オレンジ:めねじ グレー:おねじ

★山頂と谷底には★すきまがある

★フランクにも★すきまがある

★ねじが正しく機能するかどうか(精度)は有効径で決まる