栓ゲージの使い方 | オーエスジー

No : 8975
公開日時 : 2021/04/27 08:26 更新日時 : 2024/08/28 02:29
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栓ゲージ(プレーンゲージ)の使い方

栓ゲージはプラグ形の円筒状のゲージの通称です。
プレーンゲージとも呼ばれ、穴の精度や、めねじの内径・下穴径のチェックに使います。
通り側と止り側が両方とも合格することで、穴や内径の精度が保証されます。
どちらか一方だけの検査では精度の保証がされません。
また、穴用プレーンゲージとめねじ内径用プレーンゲージは用途が異なる別製品です。

通り側(GO)
止り側(NOT GO)
通れば合格

通り抜ければ穴がゲージ寸法より大きく出来ていることがわかる。
止れば合格

止る※1ことでゲージ寸法より小さくできていることがわかる。
※止り側ゲージの「止る」は、ゲージの種類により、定義が異なります。下の栓ゲージ種類別使い方一覧表を参照下さい。
※写真は限界プレーンゲージです。内径プラグゲージも同様の使い方ですが、検査する対象や精度が異なります。


栓ゲージ種類別使い方一覧表
OSG製品名
(型番)
JIS種類
(ねじ規格)
精度例 工作/検査 JIS
ゲージ記号
使い方
止り側
通り側
内径プラグゲージ(LG)
現状JIS
(M)
6Hなど
区別なし
PP
1ピッチ分までに止ること
無理なく通り抜けること(貫通)
従来JIS(M)
2級など
工作
WM
通り抜け無いこと(抜けきれなれば良い)
検査
IM
従来JIS(U)
2Bなど
工作
WM 
検査
IM 
限界プレーンゲージ(PG)
現状JIS
H7など
区別なし
-
入らないこと
通り抜けること(貫通)