スレッドミルで加工したねじの仕上がりが小さくなる?通り側ゲージが通らない場合の対策は?
スレッドミルは片持ち工具であることから、加工中の負荷により倒れやたわみが発生することがあります。そのたわみなどによりねじの仕上がりが小さくなり、通り側のねじゲージが通らない場合があります。
加工中の負荷を軽減し、ねじゲージ合格を狙うためには、次の対策が有効です。
・ 切削条件の調整
使用する工具の条件範囲で、回転速度と送り速度を調整ください。特に送り速度は補正する必要がある為、プログラム作成アプリ「ThreadPro」の中で調整いただき、再度プログラムを作成することをお勧めします。
・ パス回数を増やす
取り代を調節することで倒れ抑制を狙います。
スレッドミル用NCプログラム作成アプリ「ThreadPro」にて、パス回数を増やしたプログラムの作成が可能です。
パス数ごとに切り込む量をパーセントで指定できます。
100%を複数回行うことで、ゼロカットを設定することができます。
日本語版
英語版 パス回数は4回まで選択可能です。
(FAQID:871)