管用テーパねじゲージの使い方とは(pt・r・rc・rp) | オーエスジー

No : 8455
公開日時 : 更新日時 : 2024/08/28 02:29
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ねじゲージの使い方は、JIS規格により決められています。図面指示のねじの種類のゲージを使用し、決められた方法によってねじを検査します。配管用等で使われる管用テーパねじ(PT・R・Rc・Rp)は、ねじが止まるまでゲージへねじ込み、検査したいねじの管端が最大および最小の切欠きの範囲内にあればはめあい検査に合格と判断します。



【管用テーパねじプラグゲージの使い方】
ゲージ記号 TG TG
種類 PT R
規格 従来JIS ISO
測定するねじ PT・PS Rc・Rp
使い方 管端がゲージの切欠きの範囲にあれば合格
合格範囲
切欠きの数 1 2
その他

・RcとRpのゲージは「R」と表示

・通り/止りの設定なし 

・工作用/検査用の区別なし 

・精度なし 


なお、テーパめねじRc・平行めねじRpともに、ゲージはRのテーパプラグゲージを使用します。


【管用テーパねじリングゲージの使い方】
ゲージ記号 TG TG
種類 PT R
規格 従来JIS ISO
測定するねじ PT R
使い方 管端がゲージの切欠きの範囲にあれば合格
基準径の位置
合格範囲
その他

・切欠きの数に違いなし

・ゲージの厚みに違いあり

・工作用/検査用の区別なし 

・精度なし 


なお、管用テーパねじには、平行ねじのようなねじ精度による区別がありません。1つだけです。

形状や公差が異なる為、プラグゲージ・リングゲージともに共有は出来ません。

図面指示のねじ種類のゲージを使用ください。