摩耗点検ねじリングゲージとは、プラグゲージが摩耗していないかどうかを確認できるゲージです。
プラグゲージは使用を重ね、摩耗すると径が小さくなっていきます。
摩耗が進み径が小さくなりすぎると、そのプラグゲージは正しい判断ができなくなってしまいます。
摩耗点検ねじリングゲージとは、ねじ用限界プラグゲージの有効径が、摩耗代を含めた許容差範囲内にあるかどうかを確認するリングゲージです。
※本来、プラグゲージは三針法で校正する為、摩耗点検リングゲージの規格はJISにありません。オーエスジーオリジナルです。合否判定の方法は、下記リンク先より参照下さい。ISOと従来JISで、方法が異なりますのでご注意ください。
そのゲージが摩耗しすぎていないかどうかを確認する事を校正といいます。
オーエスジーをはじめ、校正機関へ依頼するのが一般的です。
【プラグゲージ校正の問題点】
・ 校正機関に依頼の間ゲージが使えない
・ 三針測定は難しく自社管理困難
・ 定期校正では、NGになった場合いつからNGなのか遡って調べることが困難
【ラインナップ】
メートルねじ/従来 JIS2級/ GPW
メートルねじ/ISO 6H/GPW
サイズ:M3~M12 (各11サイズ)
オーエスジーオリジナルとは?
従来JIS・ISOの規格で、ゲージの摩耗しろが無いものがあります。(従来JIS止まり側・ISO止まり側等)本来、プラグゲージは三針法で校正する為、摩耗点検リングゲージの規格がございません。こちらはねじ用限界プラグゲージが公差内かどうかを判断する目的で、オーエスジーが独自に数字を設定したものです。その為、JISに基づく校正方法(プラグゲージなら三針法)との併用や、先方との運用のご確認の上、使用をご検討下さい。