DLCコーティングねじ用限界ゲージ DLC-LG
・2級(従来JIS) M2×0.4~M12×1.75 33アイテム
・JIS(ISO等級)6H M2×0.4~M12×1.75 22アイテム
< 改善点 >
ゲージによるねじの検査時に、加工時に残った微小な切りくずがゲージに付着や溶着してしまう場合がございます。
ねじゲージは非常にシビアな公差で製作されておりますので、その状態でねじの検査を続けると通り側ゲージが通らなくなってしまいます。
また、一度ゲージに溶着してしまうと、それを除去して使うということができません。
つまり、ゲージが正しい判断をすることができなくなってしまうのです。
特に、アルミなどの非鉄金属材料で起きやすい現象です。
これを通り側ゲージに対して、アルミ等と反応しにくいDLCコーティングを施したのが今回の新製品「DLC-LG」です。
一番の特長は、DLCコーティングによる「非鉄金属の溶着防止」です。
DLCコートとは、Diamond Like Carbon の略で、非常に高硬度で表面が滑らかなコーティングです。主に炭素からできております。
実は炭素はアルミと反応しにくい性質を持っている為、表面の滑らかさと合わせて、アルミの溶着を起こしにくい仕様になっております。
さらに、”ダイヤモンドのように”硬い表面が、ゲージの摩耗を抑制することも同時に得られます。
オーエスジーは長年切削工具の製造で培ってきた研削技術とコーティング技術で、膜厚管理を含めた厳しいゲージ公差をクリアし、画期的な製品を作り出すことに成功しました。
特に、非鉄金属加工においてゲージでの検査の機会が多いお客様には、DLCコートが、突発的なゲージへの不具合回避が期待できるため、おすすめです。
ぜひ、現場の改善にお役立て下さい。
(FAQID:7561)