2d・3d・4d・5dとはどんな意味? | オーエスジー

No : 697
公開日時 : 更新日時 : 2024/08/28 02:29
answer
div>2D・3D・4D・5Dとはどんな意味?

Dとは工具径を表します。

深さや長さを工具径に対して何倍かという表現で、○○Dと表します。

ドリルやエンドミルでは工具の外径に対して何倍か、タップでは、ねじ外径に対して何倍かを表現します。ねじサイズでM20ならはタップ外径φ20として、M10ならばタップ外径φ10として計算します。

 

使用例①

穴加工:φ6 穴深さ36mm

穴深さは工具径に対して6倍になる。工具箱にあるドリルAD-4Dは穴深さの4倍の深さに対応するものなので、今回の加工には長さが足りない。

穴深さがドリル径の8倍に対応した8DタイプのドリルADO-8Dを選定するのがよさそうだ。

 

・ タップの加工深さ

 

M10の2Dなら、10(工具径を10mm)× 2 = 20mm

M20の1.5Dなら、20(工具径を20mm) × 1.5 = 30mm

 

使用例②

今回のねじ加工は、M8で20mmの加工だ。

工具径に対して、2.5Dと深いねじたて長さになるから、深穴用のタップを選定しよう。

 

このように、加工や選定の場面で使われる表現です。

オーエスジーのドリルでは、製品名にてADO-3Dのように、そのドリルの有効加工深さがドリル径の3倍という形で表現しています。

また、エンドミルでは製品名がWXL-2D-DEのように、刃長が工具径の2倍という形で表現をしています。