スレッドミルでの管用テーパねじ加工 ゲージ合格の為の調整方法とは | オーエスジー

No : 4439
公開日時 : 2024/10/22 00:00 更新日時 : 2024/11/01 02:39
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スレッドミルでの管用テーパねじ加工 ゲージ合格の為の調整方法とは

スレッドミルでの管用テーパねじのめねじ加工で、ゲージ合格を狙う為には工具径補正にて調節を行うことが有効です。

・管用テーパねじゲージの合格範囲より浅い位置で止まる場合

→工具径補正値を小さく調整ください

・管用テーパねじゲージの合格範囲より深い位置で止まる場合

→工具径補正値を大きく調整ください

・調整する値の考え方

→沈ませたい、もしくは、上の位置で止まらせたい深さを32で割った値を工具径補正値から調整します。計算上はこの狙い値分沈む形ですが、工具のたわみを考慮すると想定以上に沈むこともあります。調整の際は控えめな値から始めることをお勧めします。
 
管用テーパめねじの工具径補正値の調整方法
沈ませたい長さ÷32の値を径補正から引く
スレッドミルでの管用テーパねじ加工におけるゲージ合格のための調整方法
スレッドミルでの管用テーパねじ加工におけるゲージ合格のための調整方法
有効径変化量=α/16
1/16テーパ(Rc、NTP、NPTF)の場合
例:α=3山分(T.P.I=11山)とすると
α=2.309×3=6.927
6.927÷16=0.4329(径) → 0.4329÷2=0.216(補正量:半径で)
計算上はこの狙い値分沈む形ですが、工具のたわみを考慮すると想定以上に沈むこともあります。
調整の際は控えめな値から始めることをお勧めします。


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