ねじインサートとは?何に使うもの?<インサート・ヘリサート>
ねじインサートとは、アルミや樹脂などのめねじを補強するコイル状のねじブッシュです。インサート・ヘリサートと表現する場合もあります。図面指示には、通常のねじサイズに加え、INSという略号で表されます。また、インサートには長さの種類もあります。図面指示のねじ長さに応じたものをお使いください。さらに、用途として傷んだめねじの補修にも使われます。
インサートとは?
アルミや樹脂などのめねじを補強するコイル状のねじブッシュです。図面指示では、M6×1 INSという記号で表されます
標準インサート (A)タング |
ロックインサート (A)タング |
タングレス・インサート ※タングが無いタイプ。タング折り取りの作業が不要。 |
(B)ボルト (C)インサート(ねじインサート) (D)インサートねじ |
インサートの用途
・ねじの補強・・・ねじの脱着を繰り返し使用する際に、ねじ部を補強する役割を持ちます。アルミや樹脂等のねじに有効です。
・ゆるみ防止・・・振動などでねじが緩むことを抑制できるロックタイプがあります。
・ねじ加工の修正・・・ねじ山が傷んだ際に、再度、本来のサイズのねじに補修することができます。
この部分が多角形になっており、ボルトを締め付けることでゆるみを抑制する。 |
ねじの補修の際には、傷んだねじを修正したいねじサイズ用のインサートねじ下穴径のドリルでさらいます。その穴を下穴としてインサートタップで加工し、インサートねじを加工します。そのインサートねじにねじインサートを挿入することでねじを補修します。
・ ねじインサートを使うには何が必要?どのように加工すればよい?