エコカットはフラット面の加工はできる?<エコカット> | オーエスジー

No : 37
Published : 2025/03/07 00:00 Modified : 2025/04/17 07:31
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エコカットでは1本で座ぐり加工等、フラット面の加工作業を行えます。

▼参考資料

内径高能率加工
例)下穴φ16から内径加工を開始する際、ボーリングバーは通常φ12を使用するのに対し、EcoCutはφ16の使用が可能。
工具剛性が高く、切りくず排出の溝も備えている為、高能率で安定した加工を実現。

EcoCut ボーリングバー
工具剛性と切りくず排出性
・工具剛性が高い
・切りくずはボディの溝から排出
切りくずはボディの溝から排出

切りくず排出経路
切りくず排出経路

EcoCut拡大図

A 工具径φ16
B 下穴径φ16
・工具剛性が低く、びびりが生じる
・切りくずはボディと穴の隙間から排出する為、
切りくずづまりが発生しやすい
切りくずはボディと穴の隙間から排出する為、切りくずづまりが発生しやすい

切りくず排出経路
切りくず排出経路

ボーリングバー拡大図

C 工具径φ12
D 下穴径φ16
加工面
EcoCut加工面

E 穴底付近
加工面、切りくず排出も良好!
ボーリングバー加工面

F 穴底付近
G 加工中に発生したびびり

穴底付近では切りくず排出が出来ず、
加工面に傷が発生


EcoCut vs 従来加工
EcoCutによる工具集約により、頻繁なワーク反転やツールチェンジが不要。
また、EcoCutの最大のメリットである内径旋削加工の高能率化で大幅な加工時間短縮を実現。

EcoCut 従来加工
内径・端面
外径・端面
穴あけ
底フラット
EcoCutは工具を集約できます

従来加工では加工形状によりツールチェンジが必要です

H 外径・端面
I 内径・端面
J 底フラット
K 穴あけ

加工時間

加工時間

L EcoCut
M 従来加工
端面旋削
端面旋削
穴あけ
穴あけ
内径旋削
内径旋削
底フラット
底フラット
外径旋削
外径旋削
ワーク反転、ツールチェンジ
ワーク反転、ツールチェンジ

内径加工条件
工具径 切削速度 Vc 送り量 f 切込み Ap
EcoCut φ16 160m/min 0.15mm/rev 2.5mm
従来加工 φ12 160m/min 0.1mm/rev 1.0mm


(FAQID:37)