イチブ・ニブ・サンブ どんな意味? | オーエスジー

No : 2528
Published : 2019/08/28 13:11 Modified : 2022/04/20 11:31
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お客様との会話の中で、「サンブのタップがほしい」という表現をすることがあります。

サンブとはいわゆる業界用語のひとつで、インチで表すねじのサイズを「 ○○ブ 」と表す場合があります。

1/8 = イチブ(1分)
1/4 = 2/8 = ニブ(2分)
3/8 = サンブ(3分)
1/2 = 4/8 = ヨンブ・シブ(4分)

・・・と、分母を8に通分した時の分子に「ブ」をつけて呼びます。

また、細かいサイズの表し方として、「 厘(りん) 」が使われます。

1分=10厘 となります。

より大きな呼びや小さい呼びの表し方では、

1-3/4 = インチロクブ (1インチ + 6/8 だから )
1/16 = ゴリン (1分の半分が5厘だから )

5/16 = ニブゴリン 5/16 = 2/8 + 1/16( 2分 + 0.5分(=5厘)だから )

インチで呼びを表すねじには、管用ねじだけでもPTの他にPFやPSもありますし、新JIS規格のRcやGやRpもあります。
米式管用ねじのNPTの可能性もあります。


ユニファイねじやウィットねじもインチ呼びなので、同じく「○○ブ」と表現する人もいます。


つまり、「サンブ」と言われたら、そのすべての可能性がある為、ねじの種類を確認する必要があります。

ちなみに、1インチ=25.4mm です。

管用ねじでも同じくインチでのサイズの表現で「 ○○ブ 」という場合がありますが、

実際の管用のねじや工具は別で規格されたサイズです。

結論として、ねじを特定する際には、「ねじの種類」「呼び」「ピッチ」をしっかり確認する事で、不要なトラブルを回避できます。