米式管用NPTFゲージは、L1ゲージ(3段切欠き)の中央の切欠きが基準径、他の2つの切欠きが許容の最大と最小を示します。
ゲージの使い方は、ねじが止まるまでゲージへねじ込み、検査したいねじの管端が最大および最小の切欠きの範囲内にあればはめあい検査に合格と判断します。
【NPTF(管用テーパねじゲージ)の使用方法】
ねじの種類 | テーパねめじ | テーパおねじ |
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ゲージ | テーパねじプラグゲージ | テーパねじリングゲージ |
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A:基準径の位置 | B:基準径の位置 |
【NPTF(管用テーパねじゲージ)の合格範囲】
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A:最小切欠き B:合格範囲 C:最大切欠き ①で合格した場合⇒MN~MNT ②で合格した場合⇒B~BT ③で合格した場合⇒MX~MXT |
【ねじ山の高さをチェックする】
内径用 テーパプレーンプラグゲージ CREST CHECK |
外径用 テーパプレーンリングゲージ CREST CHECK |
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※MN,MXTは裏側に表示してあります
NPTFのねじ山の高さをチェックするためには、L1ゲージに続けて6段切欠きのクレストチェックプレーンゲージを用い、それぞれが止まった位置の関係性を検査します。
L1ゲージで止まった位置とクレストチェックゲージで止まった位置が、上図枠内の範囲に示すように互いにあっていれば合格となります。
(例:L1は浅めで止まったのにプレーンは奥まで入った場合NG) NPTFの合否はプレーンゲージによるクレストチェックを含めたものが正式ですが、客先の要求によるためご確認ください。
なお、クレストチェック用のプレーンゲージはプラグ・リングともに特殊製作品となります。