管用テーパゲージの通り・止り、検査用・工作用はありますか? | オーエスジー

No : 237
公開日時 : 2025/03/07 00:00 更新日時 : 2025/04/17 07:24
answer
管用テーパねじゲージには通り・止りの区分はありません。ゲージ単体に切欠き(段差)が設けられており検査相手のねじがどこまでねじ込まれるかの位置関係で合否を判定するしくみになっています。
また、工作用・検査用の区分もありません。

▽参考資料:TG(管用テーパねじゲージ)

管用テーパねじゲージ(プラグ)の使い方

従来JIS規格
PTのゲージ
TG(管用テーパねじゲージ)PT
合格範囲

(1)切欠き (2)合格範囲  (3)めねじ
PTのゲージは切欠きが1つ
管端がゲージの切欠きの範囲内にあれば合格

現JIS規格
Rcのゲージ
TG(管用テーパねじゲージ)Rc

(4)Rの合格範囲
Rのゲージは切欠きが2つ
 
管用テーパねじゲージ(リング)の使い方
現JIS規格
Rのゲージ
Rのリングゲージ
Rのリングゲージの合格範囲

(5)切欠き (6)合格範囲
Rp用・Rc用のゲージ区分なし!(どちらもRを使用)
おねじの端面が、切欠きの間で止れば合格


管用テーパねじゲージ(リング)の形状
※PTとRで、プラグゲージには切欠きの数に違いがあるが、リングゲージには、切欠きの数に違い無し。ゲージの厚みに違いあり。(RよりPTが厚い。)
従来JIS規格
PTのゲージ
現JIS規格(ISO規格)
Rのゲージ
Rのリングゲージ

(7)切欠き (8)基準径の位置 
Rのリングゲージ

(9)切欠き (10)基準径の位置
テーパねじゲージには通り・止りの設定、工作用・検査用の区別もなし!精度なし!
 

(FAQID:237)