管用テーパねじゲージには通り・止りの区分はありません。ゲージ単体に切欠き(段差)が設けられており検査相手のねじがどこまでねじ込まれるかの位置関係で合否を判定するしくみになっています。
また、工作用・検査用の区分もありません。
▽参考資料:TG(管用テーパねじゲージ)
管用テーパねじゲージ(プラグ)の使い方
従来JIS規格 PTのゲージ |
![]() ![]() (1)切欠き (2)合格範囲 (3)めねじ PTのゲージは切欠きが1つ 管端がゲージの切欠きの範囲内にあれば合格 |
現JIS規格 Rcのゲージ |
![]() (4)Rの合格範囲 Rのゲージは切欠きが2つ |
現JIS規格 Rのゲージ |
![]() ![]() (5)切欠き (6)合格範囲 Rp用・Rc用のゲージ区分なし!(どちらもRを使用) おねじの端面が、切欠きの間で止れば合格 |
管用テーパねじゲージ(リング)の形状
※PTとRで、プラグゲージには切欠きの数に違いがあるが、リングゲージには、切欠きの数に違い無し。ゲージの厚みに違いあり。(RよりPTが厚い。)
従来JIS規格 PTのゲージ |
現JIS規格(ISO規格) Rのゲージ |
![]() (7)切欠き (8)基準径の位置 |
![]() (9)切欠き (10)基準径の位置 |
テーパねじゲージには通り・止りの設定、工作用・検査用の区別もなし!精度なし!
(FAQID:237)