ゲージ検査では、図面指示の精度を他の精度のゲージで代用することはできません。
たとえ、代用するゲージが指定の精度の公差に入っていても同じです。
ゲージを使用するルールとして、ねじゲージの精度は図面指示と必ず統一する必要があります。
そのゲージで合格を証明できるのは、1つの精度のみです。複数の精度を証明することはできません。
また、公差の違いにより、いたずらに不良を出す可能性もあります。
問い合わせ例
図面にねじ精度が3級と書いてあれば、より厳しい公差である2級のゲージを使って合格すれば良いはずでは?
回答:不可です。
図面指示のねじ精度3級を検査できるのは、3級のねじ用限界ゲージだけです。2級のねじ用限界ゲージは使用できません。