ワイパーインサートは、一般インサートよりも副切れ刃が長い仕様となっており、取り付け時に他の切れ刃よりもわずかに突き出す構造になっています。
その為、常に加工面を滑らかに整える効果が得られ、仕上り面精度を向上することができます。
基本的には複数取り付けた一般インサートの切れ刃の中にワイパーインサートを一箇所セットして使います。
一回転当り送り量(mm/rev)は副切れ刃の長さ以内に抑えるのがポイントです。
ただし、大径カッタ等、もともと一回転当り送り量が大きく設定される環境ではワイパーインサートを複数枚セットして使う場合もあります。
加工面粗さと送りの設定
刃数6枚のカッタの場合の加工面イメージ
1.刃先高さ調整なし | 回転当りの送りを下げた場合 | 1回転当りの送り<副切れ刃幅 →加工面は一番高い刃先の位置で揃う |
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2.刃先高さ調整機工付き |
インサート交換ごとに刃先調整要 | |
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3.ワイパーインサートの追加 |
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ワイパー刃の刃先高さ調整必要 ワイパー刃特有のカッタマーク |
ワイパーインサートのラインナップがあるカッタ
(FAQID:10259)